資料室「FREEDOM」一覧



朝日新聞 06年7月25日朝刊「はてなTV」
(「FREEDOM PROJECT」)



●イラストは、CM第1弾より。


Q.「カップヌードル」のCMはなぜアニメーションになったのですか。また主人公と友人の声優はだれが担当しているのですか。神戸市 松山侑香里 高校3年生・18歳

A.改造車で未来都市を気持ちよさそうに突っ走り、カップヌードルをおいしそうにすする少年タケル。映画のまうな凝った映像に驚かされるCMですね。世界初のカップめんとして誕生したカップヌードルは今年35周年。日清食品宣伝部では「今やカップめんも多様化しているだけに、商品のイメージが希薄になりつつある。10代、20代に響くブランドイメージを作りたかった」と言います。そこで選ばれたのが日本発の文化、いわゆる「ジャパニメーション」でした。世界的に知られるクリエーター大友克洋さんの絵をべースに、森田修平さんら若手のクリエーターらが3DCG(3次元コンピューター・グラフィツクス)を取り入れて制作しました。ただし、これで人間を描くとリアルに見え遇ぎて違和感が出てしまうため、特殊な手法を開発して、2次元アニメ風に見せる工夫をしたそうです。通常、準備期間だけでも最低1年はかかるところ、わずか4か月ほどで制作。スタッフ総勢約百人の汗と涙の結晶だとか。なお、主人公タケルと友人カズマの声は、オーディションで決まったタレントの浪川大輔さんと森久保祥太郎さんが担当しています。('06)